カテゴリ:青色青光@河童( 20 )

徒然に浮世の憂さを戯言に(阿呆の戯言・独り言)。

つれづれなるままに、日くらし硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、
そこはかとなく書
きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

「極悪人」がいるからこそ、死刑は廃止すべきだ  亀井静香・元建設相
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20180807/pol/00m/010/001000d より転載。


以前、法務省幹部に死刑制度存続の是非について検討を始めるべきではないか、と指摘した際に「オウム真理教の問題が片付かない限りはなかなか進まない。この問題が終われば、死刑制度の存続についての検討をしてもいい」という趣旨のことを言われたことがある。

 それほどオウム真理教の事件というのは重い。しかし、あのような「極悪人」がいるからこそ、死刑は廃止しなくてはならない。人の命を軽んじる凶悪犯罪が起きるような状況であればあるほど、人の命を大切にしなければならない。

人の裁きには限界がある

 人間という存在には限界がある。人間が人間を裁くということについては「分をわきまえる」ことが必要だ。

 人の心の奥は、深い。何が棲(す)んでいるか、わからない。裁判ですべて分かる、人の心の奥まで見通すなどということは不可能だ。

 冤罪(えんざい)の可能性も完全に消すことはできない。

 だから、どんな凶悪犯罪に対しても、命を奪うのではなく、仮釈放無しの「終身刑」という形で解決すべきだと思っている。

報復感情に流されてはならない

 刑事司法のなかには、「目には目を歯には歯を」という遺族の報復感情を満足させる役割もあることは否定できない。

 けれども、それは命をとらない形でやればいい。

 死刑でなければ、遺族の気持ちは晴れないかもしれない。しかし、物事に100%ということはない。

 どんな人間でも殺人者になる可能性がある。そのことをよく考えてほしい。

 報復感情に従って刑事司法を運用したら、この世は地獄になる。報復感情があることはわかっているが、それに流された刑事司法はあってはいけない。

 報復感情に基づいて人の命を左右するということを制度として作ってはいけない。そうした考えのもとに、世界中で死刑は廃止されつつある。

 裁判員制度との関係から言っても、死刑は早く廃止すべきだ。

 裁判員は司法の専門的な訓練を受けていない。経験のない者が、人の命を扱う制度はよくない。感情が抜き身で表れてしまう危険性がある。

 「こんなにひどいことをしたのだ、やってしまえ」。そういうことに近いものにならない保証はあるのだろうか。

「邪魔者は殺す」社会になっていないか

 オウム真理教の13人という大量の死刑執行を巡る世論を見ていても、今の世の中に、邪魔者は殺してしまえという雰囲気を感じる。

 もし「平成のうちに死刑執行を」などという考えがあったとしたら、人の命をそんなことで区切りを付けるなど、とんでもないことだ。残務整理、在庫一掃みたいな話ではないか。冗談ではない。

 新自由主義がはびこり、強者は弱者をいくら収奪してもいい、弱者に対しては何をやってもかまわないという風潮が蔓延(まんえん)している。そのことと一脈通じる部分がある。そのものではなくても、その延長線上にあると感じる。

 今、世界的に強者の論理がまかりとおっている。トランプ米大統領も、中国の習近平国家主席も、ロシアのプーチン大統領も「強いものが正しい」と信じている点では同じだ。

 弱者に対する、憐憫(れんびん)の情がなくなっている。幸せではない状況にある者に対する人間としての同情、共感、そういうものがなくなってしまい、ただ弱者をやっつけてしまう。

 人間存在そのものについて、深く考えようとしなくなっているのではないか。だんだん人間が干からびてきていると思う。
皆さんはどう感じますか?コメントをお寄せください

https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20180807/pol/00m/010/001000d


「極悪人」がいるからこそ、死刑は廃止すべきだ  亀井静香・元建設相
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20180807/pol/00m/010/001000d より転載。


                徳島県立中央病院7階 708号室にて徒然なるままに





                                


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by kappa-999 | 2018-08-20 19:32 | 青色青光@河童 | Trackback | Comments(0)



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「青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光」
『仏説阿弥陀経』 (『真宗聖典』p.126)
出所:http://www.otani.ac.jp/yomu_page/kotoba/nab3mq0000000kxh.html

 
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阿弥陀仏(鎌倉)





竜安寺の「吾唯足知(吾れ唯足るを知る)」の蹲

「知足のものは貧しといえども富めり、不知足のものは富めりといえども貧し」という禅の格言を
謎解き風に図案化したもの。



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出所:竜安寺の画像検索結果

記憶に間違いがなければ方丈庭園の北東にあり、渡り廊下の角にあったと思う。
学生時代には渡り廊下から奥に入れたが、娘の卒業式の時に訪れたときには廊下の手前に竹の棒で柵がしてあり、
奥に入れなくなっていた。今もそうだろうか?


足るを知って分に安んずる(知足安分)





歴史がどう変化しようが、正しいことは正しい、間違っているものは、間違っているという、根本的な価値判断が、どっかへ行っちゃった。  ( 丸山真男)                               



 人間の一生は地獄でして、寸善尺魔、とは、まったく本当のことでございますね。
一寸の仕合せには一尺の魔物がついてまいります。人間三百六十五日、何の心配の無い日が、一日、いや半日あったら、それは仕合せな人間です。 (太宰治:ヴィヨンの妻)



災難に逢う時節には、災難に逢うがよく候。
死ぬ時節には、死ぬがよく候。
是ハこれ災難をのがるる妙法にて候。  (良寛)



この秋は雨か嵐かしらねども、今日のつとめに田草取るなり  (二宮尊徳)





(彼らが最初共産主義者を攻撃したとき)

ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は共産主義者ではなかったから

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった
私は社会民主主義ではなかったから

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから

そして、彼らが私を攻撃したとき
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった    (マルティン・ニーメラー)





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by kappa-999 | 2016-12-31 23:59 | 青色青光@河童




最近、ほうとうに読む本がなくて困ります。

学生時代、政治学の授業で使った藤原弘達教授
『教養としての政治』最終章被治者の立場に下記
の記載がありました。
やはり、むかしの学者は違うなあと思いました。

                 
                                 記
          いくども権力によってあざむかれ、その生命の不安に喘ぎ、おそらくはこの世に
          生まれたことの喜びとしてのみ勤労にいそしむ人々の心のなかに静かに眠っている
          正義への確信、不正への憤り、自らの力への確信、、、、それらはくすんだように膜に
          つつまれたまま彼らの胎内で眠っているのであろう。
          わたし自身細いピンセットでその膜を一枚一枚はぎとるような気持で、毎日のように
          調査した書類を検討し整理している。             P343

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by kappa-999 | 2015-05-10 15:29 | 青色青光@河童




  加藤周一の言葉が気にいっています。

     「いまのところ笑うほかないような事象があとからあとから出てきます。
     ことに政界においては。いまからどういうふうに笑ったらいいのか。
     心がけたほうがいいと思います。」
      2013/10/31





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by kappa-999 | 2013-11-09 18:50 | 青色青光@河童




加藤周一の言葉を贈ります。

          「弱きを援け,強きを挫くというところまで到底ゆかぬが、

          少なくとも私は世の中の強き者を好まない。

          強き者は、総じて、自己の信念から導き出した結論を、

          弱き者に押しつける傾向が著しいからである。」







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by kappa-999 | 2013-11-06 13:20 | 青色青光@河童



      ブリッジブック法哲学を読んでいます。
      そのなかに下記のことが書かれていました。


      「人類は愚行を繰り返す。」
      「人類の歴史を振り返ると、道徳的な方面では進歩のあとつけることはできない」
      レオポルト フォン ランケ 世界史概観 1941年







2015.04.25
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by kappa-999 | 2013-03-29 00:00 | 青色青光@河童




ジョセフ・マーフィー 『眠りながら成功する』


      あなたの身の回りで起きるすべての出来事を素直に受け入れる事が大切です、

      そしてそのすべての出来事を良いこととして受け入れなさい。

      それがあなたの幸福への第一歩です。






2013.11.05
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by kappa-999 | 2013-03-05 00:00 | 青色青光@河童



【江戸時代の思想家/石田梅岩(いしだばいがん)の教え】


「人様に勝とうと思うな。人に勝とうと思えば、まず己に克て」。
自分が自分に負けるような者が、人に勝てるはずがない。
自分で決めたことは絶対に守り通せ。石田梅岩は何事もせず、ただ頭だけの知識を持つ者を「文字芸者」と呼び非難した。
よいことを学んだら、必ず実行せよと教えている。





2013.11.05
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by kappa-999 | 2013-01-16 00:00 | 青色青光@河童



【森信三(哲学者)】

人間は天から授かった自己の受け持ち、即ちその「分」を発揮することによって、真の幸福が恵まれる。
そしていったん決心したことは、必ずやりぬく人間になることです。
例外をつくったらだめだ。
今日は疲れているからとか、夕べはどうも睡眠不足だったとか考えたら、もうだめだ。
人間には進歩か後退かのいずれかがあって、その中間はない。
現状維持と思うのは、実は退歩している証拠だ。






2013.11.05
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by kappa-999 | 2012-11-28 00:00 | 青色青光@河童



【京都大学iPS細胞研究所所長/山中伸弥氏(ノーベル医学生理学賞)】

皆さんからは「非常に独創的な研究をされましたね」と言っていただくのですが、本当は私には独創的なアイデアってなかなか浮かばない。
独創的じゃない実験を日々行い、予想もしなかった結果が生まれ、その次の実験が予想もしない結果を生んだ。
だから独創的でなくてもまず実験に取り組み、その結果を色のない目で見られるかどうか。
独創力を発揮できるか否かは、そこにかかっていると思う。うちの学生にもよく言うんですよ。
「ごちゃごちゃ考えんと、実験やってみい!」と。迷ったらまず実験してみる事です。





2013.11.04
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by kappa-999 | 2012-11-20 00:00 | 青色青光@河童